指輪の素材は何がいい?
婚約指輪や結婚指輪には、「加工のしやすさ」「耐久性」の面から、昔からプラチナ、ゴールドの素材を使用してきました。どちらも、一般的に100%のプラチナ、ゴールドではなく、強度を高めるために他の金属を混ぜた合金となっています。
また、"プラチナ"と"ゴールド"など異なる素材を組み合せた"コンビ"素材の指輪も人気です。素材を混ぜ合わせるのではなく、それぞれの素材をデザインして組み合せるので、色の違いがはっきり出た個性的でオシャレな指輪になります。
「結婚指輪といえばプラチナ」というイメージを持つ方も多く、人気が高いのがプラチナ素材の指輪です。
プラチナは、白く美しい色・希少性・純粋性から「結婚の証」としてふさわしいと、婚約指輪や結婚指輪の素材として多く使われています。
また、変質や変色に強く、柔らかく細工がしやすいのでデザインも豊富です。
婚約指輪にはダイヤモンドをセッティングするのが一般的ですが、輝く白色が日本人の肌やダイヤモンドとの相性が良く、さらに粘り強い性質を持つのでダイヤモンドがしっかり留められところも人気の理由です。
プラチナだけでは柔らかいので、パラジウムなど他の金属を混ぜて強度を強くしています。
プラチナ950とプラチナ900の違いは、プラチナの純度の違いで、プラチナ950はプラチナが95%・他の金属が5%、プラチナ900はプラチナが90%・他の金属が10%となります。
日本ではプラチナの人気が高いためゴールドに抵抗を覚えるかもしれませんが、欧米ではゴールドが定番です。
混ぜる金属によって異なる色合いのゴールドとなるので、肌に合わせて映える色を探してみましょう。
K24(純金)は柔らかく傷つきやすいので、他の金属を混ぜて強度を出した、金の割合が75%のK18や金の割合が42%のK10が一般的にジュエリーには使用されています。
イエローゴールド (YG)
日本人の肌とも合い、ファッション性が高くカジュアルな服装とも相性が良い色合いで人気です。
ホワイトゴールド (WG)
プラチナと同じ白銀の色合いで、金にパラジウムなど別の金属を混ぜて白色を作ります。
ピンクゴールド (PG)
若い女性から人気の、銅を多めに混ぜることで生み出す明るい色です。銅の割合は各メーカーによって様々なので、色合いが若干異なります。銅の割合が他の色よりも多いので、硬度が高く変形しにくいです。
チタン (Ti)
金属アレルギーが起こりにくいのがチタンの特徴です。サビない・硬い・軽いことから工業製品や身近なところだとメガネフレームや時計などに利用されています。指に直接触れる部分をチタン、その他をプラチナの素材にした指輪もあります。