「カラット」とは、ダイヤモンドの重さの単位で１カラットは0.2gで、重くなればなるほど希少価値が高くなります。

カラットという言葉は地中海沿岸で宝石の重さを量る時に使用していた「イナゴ豆（キャロブ）」に由来すると言われています。

ほとんどのダイヤモンドは無色透明ではなく、かすかに色が付いています。4C基準では無色透明のカラーをDとし、黄色みの程度で23段階に評価されます。無色透明なものほど高く評価され、黄色になればなるほど希少性が下がります。

ある一定の黄色みを超えると「ファンシーカラー」の評価となり、別の基準で評価されます。

「クラリティ」とは、ダイヤモンドの透明度を表します。表面上のキズや内包物（インクルージョン）の程度や場所などを鑑定して11段階で評価します。内包物が少ないほどダイヤモンドの価値は高くなります。

内包物（インクルージョン）とは、ダイヤモンドが結晶化するときに取り込んだ不純物や液体のことで、10倍ルーペで覗いたときに黒い点や白い羽のように見えます。

内包物（インクルージョン）があることは、天然ダイヤモンドの証といえますが、あまり多いと輝きや耐久性に問題が生じる場合があります。

「カット」はダイヤモンドの輝きを決める最も重要な要素であり、ダイヤモンドの美しさに人間が関与出来る唯一の要素です。カットのグレードは、「プロポーション（形）」、「シンメトリー（対称性）」、「ポリッシュ（研磨）」の3要素によって5段階で評価されます。

ダイヤモンドのまばゆい輝きはカットの良し悪しに左右されるため、４Ｃの中で一番重要な要素といえます。

エクセレントカットの中でもプロポーション（形）、シンメトリー（対称性）、ポリッシュ（研磨）の3要素すべてにおいて最高評価のダイヤモンドは「トリプルエクセレントカット（３ＥＸ）」になります。